へその緒が長くて首に巻いている、というリスクはご存じの方も多いかもしれません。でも実は短い場合もあるんです。
私は長女32cm、次女37cm、長男28cmと短く、このせいで分娩時間もよりかかってしまいました。
短い場合にはどんなリスクがあるのか、説明していきます。
へその緒の平均的な長さって?
へその緒の平均的な長さは50~60cm程です。この長さを知ると、うちの3人がいかに短いかわかると思います。
過短臍帯とは
平均的な臍帯の長さ50~60cmより短い、30~25cm以下の場合を過短臍帯と言います。
臍帯が短い事により、赤ちゃんが降りてくることが出来ず分娩に時間がかかり難産の傾向があります。
胎盤剥離や子宮内反症の原因になることもあり、母体にリスクが伴うと判断されると帝王切開に切り替わる場合もあります。
過長臍帯とは
へその緒が短い場合の逆で、75cm~1mと平均より長い場合のことを言います。
長い場合には、首にへその緒を巻いてしまっていたり、赤ちゃんより先にへその緒が出てしまうなどのリスクが伴います。
へその緒が短い原因は?
実は短い場合、長い場合ともに原因はわかっていません。
一説には胎動に関係あるとも。よく動く子と比べると、あまり動かない子はへその緒が短いのでは?とも言われているようです。
でもうち・・・3人とも胎動が激しいほうだったので、違うんじゃないのかな、とも思ったり。
へその緒が短い事はエコーでわかるのか?
エコーで長い場合、短い場合、エコーでわかる場合もあるようです。
ですが、うちは3人とも検診で言われたことがありませんでした・・・へその緒に掴まって遊んでたり、その様子を見たこともあったので、先生ももちろんへその緒を見てはくれているはずなんですが。
ただ、エコーでへその緒が短い!とわかったところで、対処法がないんです。ただ分娩時に起こるリスクに対して、事前に準備する事はできるので、わかるに越したことは無いかもしれません。
へその緒が短い場合の出産はどうだったか?
へその緒32cmの長女の場合
長女の場合、初めての出産だったためへその緒が原因で長引いたのか・・・なんだったのかよくわかりませんが分娩時間は14時間25分。
ただ高位高位破水から始まったため破水した時間から分娩時間はスタートしていますが、実際陣痛開始からは10時間・・・やっぱ長いかな?笑
長女の場合は、産道に挟まってなかなか出てこず心拍が落ちたため吸引分娩となりました。
無事に吸引で生まれた娘のへその緒は32cmしかなく、何より太い!助産師さんが通常の3倍近くあると言って、へその緒を切るハサミで切れず、ガシガシ必死で切っていたのを、よく覚えています。
へその緒37cmの次女の場合
私の中で37cmは十分に長いので、問題なく生まれた!そういう感覚ですが、平均と比べると短くて、驚きました。
次女の分娩時間は6時間58分で、長女に比べると圧倒的に早いというイメージです。途中旋回異常があり、分娩台でのたうちまわりながら私が回転するという苦しい時間が2時間ほどあったので、本来はもっと早く生まれていたかもしれません。
へその緒28cmの長男場合
一番へその緒が短かった長男。感覚的にも1番しんどかったなと。
分娩時間は6時間50分となっていますが、途中陣痛が遠のき分娩台で寝てしまったためそこで一度カウントが切れています。
実際LDRに入ってから10時間、陣痛開始からは16時間かかりました。
私は152cmと小柄ながら、長女次女とも3100前後と割と大きめベビーでした。でも長男の陣痛が始まったのは36wと早く、少しでも小さく産めるならきっと安産だろう、そう思っていたんです。
へその緒が短い場合の出産もあるという事
意外と知られていない、へその緒が短い場合の出産について、まとめてみました。これから出産という方は、こんなこともあるんだ!と一つ頭の片隅に置いておくといいかもしれません。