私は長女が2歳3ヵ月で次女を出産、そして長女3歳8ヵ月、次女1歳半で末っ子の長男を出産しました。
どちらの出産もパパとこども達と家族みんなで赤ちゃんをお迎えしました。
こどもの立会い出産には賛否両論あります。実際2度経験し、こどもの様子やその後の影響などをまとめました。
こどもに立会い出産させた理由
赤ちゃん返りがマシと聞いたから
2人目を妊娠中は長女がイヤイヤ期まっさかり!
妊娠期間中とにかく手を焼き、産後これに赤ちゃん返りが加わるとどうなるんだろう……そんなことを考えると不安しかありませんでした。
そんな時ネットで立会い出産したら赤ちゃん返りがマシになった、という情報を得たのでぜひやらせてみたい!と思うようになりました。
長女はパパの性格によく似て、理屈がわからないと納得できない!そんな部分があるタイプのため、きっとある日突然赤ちゃんが現れると納得できないだろうな、と思ったんです。
赤ちゃんはママから出てくる!
それを見せることで、娘が納得して赤ちゃんを迎え入れてくれるきがして、立ち会い出産させると赤ちゃん返りがマシになるという話が妙に納得できたんです。
女の子だからこそ母親として見て欲しかった
もう1つの理由は、女の子だからこそいつか経験するであろう出産を知って欲しかった、そんな気持ちもありました。
もちろん2歳にきちんと理解することは不可能だし、なんなら大人になる頃には忘れてるかもしれません。
でも、私が出産について言葉で語る以外で娘に教える手段は、今しかない!そんな風にも思っていました。
こどもに立会い出産させるための準備
出産について話してみる
長女は2歳にして2語分話せるほど言葉が早かったので、生まれるまでの間にお腹から赤ちゃんが出てくるよ!と話をたくさんしました。
胎動を触らせてみたり、長女が生まれる時の話をしたり……
お腹の中で赤ちゃんが元気に動いていること、その赤ちゃんが生まれてくること。とにかく色々お話ししました。
産院ではお産時の流れを伝える
私は長女に立ち会わせたのは、生まれる直前だけです。
長時間の立会いはこどもも飽きてグズりやすく、泣き出すこどもが気になりお産が長引く事例もあるようです。
だから短時間で済むように産まれそうになったらパパとこどもを分娩室に入れて欲しい!とお願いしていました。
こどもの立会い出産レポ
1度目のこどもの立会い出産
1度目は2歳3ヵ月の長女による、次女出産時の立会い出産です。
陣痛開始が朝の5時頃。
長女も起こしてパパと3人で病院へ向かいました。痛みはあるものの思いのほか進まず、長女と一緒にブンバボーンを痛い痛い、と言いながらやってみたり。
分娩台にあがったのは9時前。
すぐ出てくるよ!との話でパパと待機してくれてたようですが、旋回異常がありなかなかでてこず……
娘とパパを分娩室に呼べたのは10時半すぎでした。
もうその頃にはブンバボン踊ってたママではなく、必死の形相で苦しむママに変貌!
陣痛の度に苦しむ姿に「ママー!」と一瞬泣きそうになるも、「赤ちゃん出るからママ応援してね」という助産師さんの言葉に、泣くのをグッとこらえて、パパに抱っこさらながら冷静に私を見下ろしていました。
その姿がすごく頼もしく、今までの長女にはない初めてみる姿でした。
誕生した瞬間は、「おしりからでてるよ」とビックリしてパパに話しかけていました。
赤ちゃんが無事でてきてくれると、「ママおちゅかれ」と頭を撫でてくれ、ほんとにほんとに嬉しかったです。
立会い出産させて良かったなぁ、とすごく思いました。
2度目のこどもの立会い出産
2度目は長女が3歳8ヵ月、次女が1歳半の時でした。
陣痛開始は夜中だったので、その日はたまたま実家で親戚で集まりBBQをした夜で、パパは起こしても起きないくらい飲んで熟睡。
父を起こして先に病院へ行きました。
まだ36wだったので、帰されるかと思ったら子宮口あいてる!と。3人目だし進みが早いかも!という事で、早めにパパ達も来るよう指示され、こども達と8時半頃に病院に駆けつけてくれました。
ところが!夜中に陣痛が始まった事もあり、とにかく眠い!気づけば寝てしまい陣痛が遠のいてしまいました。
この間、パパとこども達は私の入院予定のお部屋に入りみんなでYouTube見たりとくつろいでいたそうです。
私が寝たことでお昼をまたぐことになり、パパは寝かすために娘2人とドライブに!
2時間ほど寝かせて戻ってきてくれた頃には、私も子宮口開大で準備万端!LDRで分娩の準備が完了し、パパと娘達が入場。
でもなかなか産まれない…
助産師さんが機転を聞かしてくれ、少し飽きだした次女は1度退場し待機してくれていた母と別室で待機に。
1歳半では集中は持って10分かなと。ほんとに頭がでてその瞬間でなければ厳しいと思います。
その時3歳の長女は2度目の貫禄。助産師さんと横並びになり「頭見えてるよ〜」「もうちょっとだよ〜」と助産師のマネッこ。
さらにはうちわで私を扇ぎ応援してくれていました。
そしていざ頭が出はじめた時、パパが急いで母と次女を呼び再び次女も私の頭上にスタンバイ!
誕生の瞬間は長女は大喜びでハイテンション、次女は静かにじっと見ていました。産まれてすぐに抱っこさせてもらい、長女次女パパと初対面。
次女はよくわかってはいませんでしたが、長女の姿を見て新しいオモチャを見つけた時のように嬉しそうに見ていました。
こども立ち会い出産が有効な年齢のボーダー
今回1歳、2歳、3歳で立ち会い経験をましたが、2歳以降がボーダーかな?と思います。
1歳では何もわからなさすぎて、怖いとか不安とかそういった感情もわからないようでした。
2歳になるといろいろ理解でき、出産という体験が何かしら経験として生きているように思います。
こどもの立ち会い出産後の様子
一番気になるのはココかと思います。
まず赤ちゃん返りに関して・・・これは効果があったと思います!私の中でイヤイヤ期から想像する赤ちゃん返りはもっと壮絶なもの(どんだけ。汗)の予定でしたが、思ったよりあっさり。
確かに抱っこ抱っこもありましたが、どちらかと言うと、赤ちゃんと一緒がいい!って感じでした。
抱っこも一緒、ベビーカーも一緒!まぁこれはこれで厄介ではあるんですが、チェンジしろ!という感じではないので、まだカワイイものだったかなと。
何より、赤ちゃんカワイイ!という感情がすごくて、お世話したい、一緒に遊びたい、そんな気持ちが先行していたように思います。
3人目の出産後は、長女と次女で赤ちゃんの取り合い状態!なんなら動くぽぽちゃんです。可愛くて仕方なくて、どちらが隣に寝るかのケンカ、どちらが赤ちゃんのお洋服の準備をするかケンカ、どちらが・・・そんな微笑ましい光景ばかり。
うちの娘達には恐怖といったマイナスイメージは一切なく、出産は大変だけど可愛い赤ちゃんに会うためにママが頑張る行為!そんな印象があるようです。
最近ではHUGっとプリキュアの中で出産シーンが放送されましたが、それを見た長女は「ママもこんなだったね~!」と話してくれるほど、よく覚えていました。
- 赤ちゃん返りがマシだった
- 赤ちゃんへの愛情が深い
- お姉ちゃんとして自覚がすごい
- 姉御肌により磨きがかかった
- 育児に興味を持つ
- 赤ちゃんの泣き声に敏感で外出先でもほかの子をあやす
- 2歳の時はしばらく出産ごっこがブーム
こどもに立ち会い出産成功の秘訣
2度のこどもの立ち会い出産を経験し、成功させるためのポイントはこちらです!
- パパや家族、そして産院にも理解を得る
- 出てくる瞬間10分が勝負
- 事前に出産イメージを伝える
- 2歳以上がオススメ
この4点がこどもの立ち会い出産がうまくいく秘訣だと言えます。
もちろんこどもの性格にも大きく左右されるため、必ず当てはまるわけではありません。ですが、出産という機会はそう簡単に出会える瞬間ではありません。
その出産という経験を与えてあげられるのは、こどもにとってまたとない経験となることは間違いありません。